【国宝仏像】維摩居士坐像(定慶作)【興福寺東金堂】の解説と写真

仏師定慶の代表作。年老いた病身の老人を見事にあらわした肖像彫刻の傑作

最終更新日:2018年3月10日

木造維摩居士坐像(所在東金堂)(もくぞうゆいまこじざぞう)

分類 国宝
ジャンル 美術品・彫刻
時代 鎌倉
1196年
構造・形式等 桧材、寄木造、彩色、玉眼
像高88.1cm
国宝指定年月日 1952年03月29日
所有者 興福寺
安置場所 興福寺東金堂
所在・エリア 奈良公園エリア
ホームページ http://www.kohfukuji.com/property/cultural/116.html

文殊菩薩坐像と同じく定慶の作品。
「居士」とは出家をしていない在家の信者・修行者のことをいう。
維摩居士は仏教徒の理想的な姿を体現した人物とされ、釈迦の在家の弟子であった。
文殊菩薩とセットで扱われることが多く、本像も興福寺東金堂内で文殊菩薩坐像とともに薬師如来の脇侍となっている。

この維摩居士像と文殊菩薩像は、病身の維摩居士を文殊菩薩が見舞ったところをあらわしている。
若く生き生きとした文殊菩薩と、対照的に病身の維摩居士を彫り分けた技量は見事。
維摩居士の衣装の衣紋は、やせ細った体に羽織る着物のありさまを如実に描いている。

維摩居士坐像の写真

※ 小川一真『彫刻写真帖』1888年(保護期間満了)※ Japanese Temples and their Treasures, Vol.3, 1910 (Shimbi Shoin)(保護期間満了)

維摩居士坐像安置場所の地図

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