【国宝仏像】秘仏・執金剛神立像【東大寺法華堂】解説と写真

年に1回しか開扉されない法華堂の秘仏

最終更新日:2018年3月14日

塑造執金剛神立像(そぞうしゅこんごうしんりゅうぞう)法華堂安置

分類 国宝
ジャンル 美術品・彫刻
時代 奈良
構造・形式等 塑像
像高170.4cm
国宝指定年月日 1951年06月09日
所有者 東大寺
所蔵場所 東大寺法華堂(三月堂)
所在・エリア 奈良公園
ホームページ http://www.todaiji.or.jp/contents/function/buddha6.html

※東大寺のパンフレットでは「170.4cm」となっているが、ホームページでは「173cm」となっている。
※写真では指が欠損しているが、現在は修復されている。

塑像とは、粘土で作られた像のことをいう。
焼成はおこなわれない。
奈良時代から平安初期に造像されたが、現存する作例は非常にまれ。
本像は保存状態が非常に良い貴重な塑像彫刻となっている。

瞳には黒い石がはめこまれ、浮き出た血管、盛り上がった筋肉など、奈良時代の作にしては怒りの表現が秀逸。
鎌倉時代の慶派を先取りしたかのような像容。

秘仏として東大寺法華堂の北隅の厨子に収められている。
年に1回、12月16日にしか開扉されない秘仏。

奈良時代の仏像しては異例なほど金箔や彩色が残る貴重な仏像。

頭髪を結んでいる紐の一部が欠けているのは、欠けている部分が大蜂となって平将門を討ったためとされる伝説がある。

私は過去に一度だけ拝観したことがある。
法華堂内部修復前なので現在も同じだとは限らないが、普段立ち入り禁止の堂内左側から壁沿いに歩き、開扉された厨子前を通って右側から出てくる。
驚くほど近くから拝見することができ、残っていっる彩色や金箔も確認することができる。

執金剛神立像の写真

※ Japanese Temples and their Treasures, Vol.2, 1910 (Shimbi Shoin)(保護期間満了)
※ Association of Cultural Properties - Portfolios of National treasures, 1stVolume, 1952-03-30, Association of Cultural Properties, Tokyo, Japan(保護期間満了)

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