アトリビュート 神話や仏像のお約束

【画像】仏画やルネサンス絵画などの芸術作品に描かれる諸神・諸仏などには、お約束があります。聖母マリアや正義の女神、薬師如来や普賢菩薩。芸術鑑賞の際の視点にひとつとして。

最終更新日:2018年3月12日

西洋絵画や仏画・仏像には、ある一定のお約束があります。

そのお約束は、聖書や神話、仏教聖典などに定められていることが多いです。

アトリビュートを知っていると、初見の作品でも何が描かれた作品であるのかわかります。

西洋の神話では、

正義の女神は、右手に剣、左手に天秤、目隠しをしていることもあります。

ルカジョルダーノ『正義の女神』

女神ミネルヴァは、知恵の象徴である梟(フクロウ)。

戦の女神アテナは鎧と兜で武装した女性。


聖母マリアは、純潔の象徴としての白百合、赤い衣服に青いマント。
洗礼者ヨハネは十字架の形をした杖を持つ。

※ラファエロ『ベルヴェデーレの聖母』
これは聖母マリアに抱かれる幼子イエスと洗礼者ヨハネです。

天使や聖人たちにもいろいろなお約束があり、
それを知っていれば誰が描かれているのかすぐにわかります。

東洋でも、仏教やヒンドゥー教の諸仏・諸神に明確なお約束があります。

有名なところでは、
如来は悟っているので装飾品を身につけない。
菩薩は出家前の釈迦が王子であったこということで、豪華な装飾品を見つけています。

もっと細かいお約束もあります。

薬師如来は薬壺を持ち、


普賢菩薩は白象に乗る。


※普賢菩薩騎象像(東京国立博物館蔵)


こういったアトリビュート(お約束)を知っていると、芸術作品の楽しみ方がひとつ増えます。

芸術鑑賞の際には、是非みてみてください。

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