【国宝仏像】九体阿弥陀【浄瑠璃寺】の解説と写真

上品上生から下品下生まで9体の阿弥陀仏が並ぶ九体阿弥陀堂の唯一の遺構

最終更新日:2018年3月10日

木造阿弥陀如来坐像(本堂安置)(もくぞうあみだにょらいざぞう)

分類 国宝
※9躯で1件の国宝指定
ジャンル 美術品・彫刻
時代 平安
構造・形式等 木造
国宝指定年月日 1952年11月22日
所有者 浄瑠璃寺
安置場所 浄瑠璃寺本堂(阿弥陀堂)
所在・エリア 京都木津川

平安時代に流行した浄土庭園と九体阿弥陀堂が現存する唯一の場所。
九体阿弥陀とは、阿弥陀の「九品往生」に基づく。
極楽浄土に往生するときに9種類の分類があるとされており、上中下それぞれにまた上中下があり全部で9種類となる。
正確には、「上品上生、上品中生、上品下生、中品上生、中品中生、中品下生、下品上生、下品中生、下品下生」となり、それぞれ「品」の字は「ぼん」と読み「じょうぼんじょうしょう、ちゅうぼんちゅうしょう、げぼんげしょう」となる。
上から順にお迎えも豪華になり、「上品上生」であれば阿弥陀如来、菩薩、飛天などが大勢で迎えに来る「阿弥陀聖衆来迎図」に書かれるような形となる。
一方、一番低い「下品下生」であればお迎えはなく乗り物だけが配される。
仏像でこの「九品往生」をあらわすときは、それぞれ「印」(手の形)が異なり、九体阿弥陀は9種類の手の形をみることも楽しみのひとつ。

九体阿弥陀の写真

仏像研究会『日本仏像図説』二松堂書店、1934年(保護期間満了)
※ 仏像研究会『日本仏像図説』二松堂書店、1934年(保護期間満了)

九体阿弥陀安置場所の地図

CLOSE ×