【国宝仏像】十大弟子立像【興福寺】の解説と写真

興福寺の八部衆と兄弟仏ともいえる十大弟子像、写実的な肖像彫刻の乾漆造として類を見ない優品

最終更新日:2018年5月2日

乾漆十大弟子立像(かんしつじゅうだいでしりゅうぞう)

分類 国宝
※6躯で1件の国宝指定
ジャンル 美術品・彫刻
時代 奈良
734年
構造・形式等 乾漆造
国宝指定年月日 1951年06月09日
所有者 興福寺
安置場所 興福寺国宝館
所在・エリア 奈良公園エリア
ホームページ http://www.kohfukuji.com/property/cultural/014.html

釈迦は生前1250人の弟子がいたと言われているが、弟子のなかでも最も重要な10人の高弟を十大弟子という。
興福寺に現存しているのは10人の6人で、下記の6人であると考えられている。
・須菩提(すぼだい)解空第一、無諍第一:像高147.5cm
・富楼那(ふるな)説法第一:像高148.7cm
・迦旃延(かせんねん)論議第一:像高144.3cm
・羅睺羅(らごら)戒行、密行第一:像高149.4cm
・目犍連(もくけんれん)神通第一:像高148.0cm
・舎利弗(しゃりほつ)智慧第一:像高152.7cm
他4躰は失われているが、東京藝術大学に心木の木組だけが残る1躰がある。
ちなみに失われている4躰は下記の通り。
・大迦葉(だいかしょう)頭陀(苦行)第一
・阿那律(あなりつ)天眼第一
・優波離(うばり)持律第一
・阿難陀(あなんだ)多聞第一

阿修羅像の八部衆像と同じ工房で作成されたとみられている。
本来釈迦の弟子はインド人であるはずでも、本像は日本人の特徴をもつ。

十大弟子立像の写真

富楼那像(ふるなぞう)※ 『上代の彫刻 -日本美図絵3-』河出書房、1954年(保護期間満了)富楼那像(ふるなぞう)※ 『上代の彫刻 -日本美図絵3-』河出書房、1954年(保護期間満了)
富楼那像(ふるなぞう)※ 松崎晋二『観古美術会 観古美術会写真;絵画之部・彫刻之部』明治13年(1880)(保護期間満了)目けん連像(もくけんれんぞう)※ 工藤利三郎撮影(〜1929)『社寺建築写真帖1〜6』19世紀(保護期間満了)迦旃延像(かせんえんぞう)※ 『東京国立博物館 研究情報アーカイブス』明治期撮影(保護期間満了)須菩提像(すぼだいぞう)※ 『東京国立博物館 研究情報アーカイブス』明治期撮影(保護期間満了)羅ご羅像(らごらぞう)※ 『東京国立博物館 研究情報アーカイブス』明治期撮影(保護期間満了)

※舎利弗像(しゃりほつぞう)の権利クリア写真は入手できず

十大弟子立像安置場所の地図

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